環境/安全保健
韓国ソニー電子は、環境活動を経営施策における重点課題の一つとし、「環境負荷ゼロ」を目指します。
環境中期目標「Green Management 2025」
ソニーは、「環境負荷ゼロ」という目標の実現に向けて、環境計画「Road to Zero」を推進します。
環境と関わる「4つの視点(気候変動、資源、化学物質、生物多様性)」から事業活動及び製品のライフサイクル全体を通じた目標を設定し、それに向けて活動しています。
「Road to Zero」の「4つの視点」とは
「Road to Zero」における「4つの視点」それぞれの目標を設定しました。
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気候変動
製品からのCO2排出量ゼロ事業所での活動のみならず、製品のライフサイクル全体から気候変動の原因となり得る温室効果ガスの排出量を削減します。
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資源
新規採掘資源の使用ゼロ事業活動及び製品のライフサイクルを通して、「新規資源投入量の最小化」と「再生資源循環の最大化」を推進します。
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化学物質
原材料からの徹底管理人体及び地球環境に著しく悪影響をもたらす化学物質のリスクを最小化します。
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生物多様性
自然環境との共生すべての生物がバランス良く暮らせるよう、 自社事業活動や地域貢献活動を通して、生物多様性の保全に取り組みます。
「Road to Zero」の「ライフサイクル」とは
Road to Zeroにおいて、製品・サービスの企画から回収、リサイクルに至るまでのプロセスを「ライフサイクル」として6つの段階に分け、
各段階で目標を設定します。
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01. 商品・サービスの企画と設計
- 「環境」から発想する商品づくり
- 製品に環境配慮型の機能を導入し、各事業の領域の特性を活かして環境負荷ゼロに取り組みます。
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02. オペレーション
- 世界共通の環境目標
- 温室効果ガス排出量や廃棄物削減を世界共通の目標として設定し、工場や事務室で発生する環境負荷を最小化します。
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03. 原材料・部品調達
- 調達先とのパートナーシップの確立
- 調達先とともに化学物質管理の徹底化を図り、省エネ、節水などにおいても環境負荷ゼロを目標とします。
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06. イノベーション
- 環境に配慮した技術・サービスの創出
- 環境技術の開発や地域社会との連携によって、持続可能なビジネスモデルを創出します。
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05. 回収・リサイクル
- 使用後のことまでを考えた環境活動
- リサイクルしやすい製品づくりとリサイクルシステムの構築に全力で取り組み、使用済み製品の回収とリサイクル、資源循環に努めます。
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04. 物流
- グリーンロジスティクス
- 包装材の小型・軽量化や積載率の向上、また、環境負荷の少ない鉄道などにモーダルシフトを行うことでCO2の排出量を削減します。
RE100
RE100加盟により100%再生可能エネルギー化を加速
RE100とは、地球温暖化防止に向けて環境NPOのThe Climate Group※1がCDP※2とのパートナーシップのもとで運営する国際イニシアチブです。
加盟企業には、遅くとも2050年までに自社事業所の事業活動で使用する電力を、100%再生可能エネルギーで調達することが求められています。
ソニーは、「Road to Zero」の歩みをさらに加速させるために、2018年9月にRE100に加盟しました。
全世界のソニーグループの自社オペレーションで使用する電力を「2030年までに100%再生可能エネルギーにする」ことを目標に定め、他企業とともにこのような取り組みを図ることで、気候変動の抑制に積極的に働きかけています。
グローバル市場や政策を牽引する企業や行政機関との強固なネットワークを通じて、気候変動対策の推進を更に加速させる。
※2 温室効果ガスの排出量削減や水資源と森林の保護のために企業や行政機関を先導する国際非営利団体(NPO)。
総額87兆ドルの資産を持つ投資家の支援を受けながら、数多くの企業や都市で使用されている環境情報開示システムを運営し、データ分析と専門家の知見をグローバルに提供する。
韓国ソニー電子の挑戦:100%再生可能エネルギー電力達成に向けた3つのアプローチ
韓国ソニー電子は、ソニーの再生可能エネルギー電力の調達と拡大について、次のアプローチで取り組みを進めています。
1つ目、KーRE100のREC購入による再生可能エネルギー使用確認書の発給を通して、ソニーのRE100達成に貢献
2つ目、太陽光発電設備の導入
ソニーでは、世界の様々な事業所で太陽光パネルを積極的に導入しており、日本の半導体工場においても、自家発電により再生可能エネルギー比率を高めています。
2019年にはソニーセミコンダクタマニュファクチャリング・熊本テクノロジーセンターで5,760枚の太陽光パネルを設置し、年間見込み発電量124万kWhという大規模な発電設備の稼働をスタートさせました。
これを受けて韓国ソニー電子でも、太陽光発電設備を導入中にあります。
安全保健方針
韓国ソニー電子は、社員の健康と安全の確保が事業活動において不可分の要素であることを認識し、
安全かつ安心して働くことができる職場環境づくりに積極的に取り組みます。